2016年05月10日

最近お手紙、書いていますか?

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文字を書く機会が激減しています。せいぜい伝票に名前や住所を書くくらいで、文章となると年賀状の一筆くらいでしょうか。それに引きかえ得意になったのは電子メールやSNS系の絵文字やスタンプ。でもやっぱり手書きのお便りは格別だと思いました。それはグループホーム京町で開設時から続けている”月報”というお手紙。ご利用者さまのその月の暮らしぶりを、毎月ご家族さまにお届けしています。イベントやリクリエーション、食事の様子など、どの写真もいい表情です。ボールペンでしっかりと書かれたスタッフのコメントからは、電子メールでは表現できない、”想い”や”ぬくもり”が、ジワぁ~っと伝わってきました。

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平成22年8月のオープンから5年以上にわたって継続している、グループホーム京町の月報。保存して綴れば、写真アルバムのように楽しい思い出がよみがえります。

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スタッフみんなで撮った写真を、セレクトしてA4にレイアウトするのは島貫スタッフ(左)。「表情を重視して写真を選びます。明るく調整したり、トリミングすることで変化をつけます。これからもご家族の方々に喜ばれる月報を、スタッフみんなでお届けできるよう頑張ります」

2016年04月12日

健クラ小田に初登場!ウォーターベッド

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4月から新たな試みとしてスタートした川崎市総合支援事業。要支援1、2の方に絞った短時間通所デイサービスで、啓和会グループでは「健康クラブ小田」が名乗りを上げました。トータルで90分のみっちり凝縮されたプログラム。ロープやサーキットトレーニングなどしっかりと体を動かす運動系のメニューが中心です。さらに元気あふれる方はマシントレーニングを続けたり、クールダウンしたい方は目玉のウォーターベッドでリラックスしたり、ご利用者に合わせたメニューを提供しています。早速ウォーターベッドを使ってみました。いくつもの水流で背中、腰、足裏と刺激するのですが、マッサージチェアと違って柔らかくて、心地よい刺激です。といってもこればっかりは、ブログでは伝わらないですよね。無料見学、体験コースもあるので、ぜひお試しください。
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SF映画に出てきそうな近代的なフォルムがオシャレです。

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セッティングも大変でした。強力なポンプで吸い込んだ水は約400L、標準的なお風呂の倍以上になります。

2016年03月31日

オーストラリアからの来日ライブ

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とことん地域密着を掲げ、月1回のペースで定期的に開催しているケアビレッジ小倉の地域交流会。介護施設のリクリエーションという枠を超えて、
地元、ご近所のみなさんといっしょに楽しめるイベントとしてすっかり定着した感じです。今回はオーストラリアの西海岸・パースで活動されている”ミミ デュオ”の素敵なアコースティックライブでした。2012年の結成以来、今回は初来日。ミューザ川崎で開催された第3回東日本大震災復興チャリティ・コンサートをはじめ各地でライブをされたようです。フォークとかジャズ、クラシックといったジャンルを超えた独特の音楽世界、折り重なるような美しいアンサンブル。仕事を忘れて聴きいってしまいました。いい音楽を聴くとそれだけで癒され、幸せな気分になりますね。
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絵本の朗読とインストゥルメンタルの演奏。アンコールは、日本の歌ということで坂本九さんのスキヤキソング(上を向いて歩こう)をみなさんで合唱しました。
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南加瀬のグループホームのご利用者さんもお見えになり、今回も大盛況。
デイサービス小倉の堀川管理者はじめ、ケアビレッジ小倉のスタッフのみなさん、お疲れさまでした。

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ミミ デュオ、ギターのダンカン・ガーディナーさんとピアノの増田摂さん。
音楽と同様に繊細でやさしいイラストで描かれたCDジャケットが素敵です。

☆ミミ デュオ ホームページ
www.mimiduo.com.au

2016年03月26日

駅徒歩5分になりました

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野末整形外科歯科内科をはじめとする啓和会グループの中心エリアは、小田5丁目です。いままでのアクセスは、川崎駅東口バスターミナルからのバスでしたが、3月26日(土)から電車でのアクセスが追加されました!
誕生した駅名は小田栄駅。JR南武線支線(浜川崎支線)の駅で、JRの設立以来、川崎市内に開業する初めての駅のようです。上りの2駅目の八丁畷駅で京急本線と乗り換えることができ、3駅目(終点)尻手駅で南武線本線へ乗り換えれば、川崎駅(1駅)や武蔵小杉駅にもスムースに行けます。
スイカのみの簡易改札の無人駅はよく見かけますが、おそらく日本で唯一であろう道路の交差点と踏切を、登りと下りのホームが挟んだトリッキーな駅です。そのうちテレビなどで取り上げられて有名になるかも知れません。
啓和会グループへお越しの際は「JR小田栄駅から徒歩約5分」、ぜひ一度お試しください。

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新駅・小田栄駅。近くにはホームセンターやスーパー、大型マンションが立ち並ぶ住宅地です。
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下りホーム(写真左)、踏切をはさんで登りホーム(写真右)。
踏切の真ん中に交差点のセンターがあるので、運転には譲り合いのローカルルールがあります。

2016年03月25日

カイゴジョブフェスタに出展しました!

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2/11の大宮ソニックシティを皮切りに、3/23の東京国際フォーラムまで、
全国各地で開催される「介護・福祉の適職フェア◎カイゴジョブフェスタ」の横浜会場に啓和会グループが出展しました。前日の大雨で心配した天気も、なんとか曇りでセーフ。会場は大勢の来場者でにぎわっていました。ブースは全部で32。主催者の発表では1ブースあたりの平均面談数は19でしたが、嬉しいことに啓和会グループのブースには平均の倍以上の方にお越しいただくことができました。ありがとうございます!
来場者の属性は、9割以上が社会人、40代、50代以上の方が各3割以上、
介護や医療、福祉関連の資格をお持ちの方が大半を占めていました。面談者からは「川崎のどのあたりですか?」「給与体系は?」「療養通所って何ですか?」といった質問の他に、啓和会グループが特に力を入れて取り組んでいる、各種キャリア支援制度や福利厚生について、多くの関心が寄せられました。
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パネル制作から会場の装飾まで、総務・小林スタッフ(写真左)、清水俊介次長(写真右)とはじめ若手スタッフによる手づくり。なかでもPC画面のキラキラモールは大好評でした。

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お一人一人、面談形式で対応する北原小田DS管理者。
まる1日、みなさん本当にお疲れさまでした。

2016年03月04日

交通事故ゼロを目指して!

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介護サービスというと、トレーニングやリハビリメニュー等が目に浮かびますが、” 送迎” も地味ながら介護サービスを支える大切な業務のひとつです。啓和会グループでは、送迎用車両が46台、30名ドライバーの(2月末現在)が毎日ご利用車さまの送迎をおこなっています。中心範囲となる小田は、道幅も狭く、一方通行も多く、道を覚えるのも大変。商店街に限らず自転車、高齢者の歩行者も多く、川崎区の中でもドライバー泣かせなエリアのひとつです。地域のみなさまに迷惑をかけない、そして事故ゼロを目指して、いろいろな取組を行っています。
毎月開催している安全対策委員会では、施設内で起こる事故、送迎でのトラブルなど、原因を究明・分析し、今後の防止につなげています。ちなみに2年前にスタートしたのですが、事故件数は激減しています。今日は、ドライバーに対象を絞った “交通安全研修” を初開催しました。
東京海上日動さま、トヨタレンタリース横浜さまにご協力いただき、交差点通行時の高齢者歩行者との接触、自転車との事故を減らすための自転車のルールを重点的に約1時間。中でもクイズ形式による車載カメラ映像を使ったケーススタディはリアリティ満点。新たな緊張感がたっぷりと注入された気がします。
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東京海上日動の徳永さんがこの日のプレゼンター。

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データやスライド、動画などを交えてあっという間の1時間。

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お膳立ては、総務・中村事務長(左)と車両担当・清水さん。お疲れさまでした。

2016年03月02日

お餅はやっぱり、つきたてが一番!

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啓和会グループの介護サービス施設は、レクリエーションの種類の多さが特徴です。中でも盛り上がるのが、食べ物系のイベント。やっぱり美味しいものをたべるとそれだけでみんな幸せな気分になりますね。
先日、”デイサービス小田本通り” と”デイサービス小田銀座” が合同で餅つき大会を開催しました。おいしいお餅は素材で決まります。いつもお世話になっている地元・小田の陶山精米店さまからもち米を調達。杵と臼は、ご利用者さまが使いやすい子供用を用意しました。食べやすいように少し柔らかめについて、味付けは定番のきなこ、あんこと、大根おろしの3種類。ご利用者のみなさん、今日はいい仕事しています!

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小ぶりの杵と臼ですが、意外や意外。しっかりとつき上がりました。

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お餅をまるめ、仕上げまで、ほとんどご利用者さまがやってくれました。

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お孫さん?ひ孫さん?もいっしょに最後はみんなで「おいしゅうございました!」

2016年02月17日 2016年02月15日

癒しのプランナー

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啓和会グループのいくつかの施設には、かわいいアクアリウムがご利用者さまに癒しのひとときを提供してくれています。
そのすべての水槽の立ち上げからメンテナンスまでを企画されているのが水景デザイナーの眞田直和さんです。今日は週1回のお手入れの日、手際よく水換え、水草のトリミングをされています。野末整形外科歯科内科の3つの水槽の1つは、”ニモ”で有名なカクレクマノミが泳いでいます。海水魚は水質変化に弱く、小さな水槽で飼育することはとても難しいとされていますが、とにかくみんな元気。手がけられた水槽すべてに、眞田さんの愛情が注がれています!

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気持ち良さそうに泳ぎ回るカクレクマノミ(夫婦?)

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水質管理も大変ですが、水槽をデザインするってすばらしいですね。

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左)歯科受付のアクアリウムと眞田さん。右)宮島先生との2ショット。

☆アクア環境システムTOJO:
http://aquarium-therapy.jp

2016年02月12日

フィリピンからの直接受入 Case3:イサギラ・ロセラさん

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ダバオはフィリピン南部ミンダナオ島に位置する、マニラ、セブとならぶ大都市。
1年前、イサギラ・ロセラさん(現30歳)と愛娘の雪美ちゃん(現9歳)が暮らしていた街です。日本国籍をもつ娘といっしょに、日本で暮らすことが夢だったロセラさん。日系人向けに就労支援などを行っている法人やエージェントを通してチャンスを伺っていました。

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◎来日前
そんな時、SNN(親日系人ネットワーク)というNPO法人が “道” を開けてくれました。Facebookを使って、日本とテレビ電話で面接。
「日本に行く前の研修制度や、日本での福利厚生など、啓和会のサポートは介護関連企業では特別だと思いました。また日本にフィリピン人の人事担当者がいることも安心できた理由のひとつです。選んでいただいて、本当に感謝しています」
ダバオから単身で3ヶ月半。セブでのトレーニング。セブ・ドクターズ・ユニバーシティという大学で介護の資格(初任者研修に該当)を取得し、ほぼ毎日、日本語学校で、ひらがな、カタカナがなんとか読めるくらいまで勉強しました。

◎来日直後
2014年2月。フィリピンには無い、自分の名前にある “雪” が見たかった娘と二人、待望の来日。ちょうどそのころ川崎市にも、二人を歓迎するかのように、珍しく雪が降りました。その日から、すぐに生活できるように啓和会での準備は万全です。でもロサリーさんがナイーブになるのは子供のこと。特に学校教育についてでした。近年、外国人の人口が増加している川崎市には、日系や外国人児童のための就学支援を行う”川崎市総合教育センター”という行政機関があり、何かと親切に対応してくれます。その一つが、入学前の親子との面接です。
「面接といっても会話ができなかったので、付き添ってくれた啓和会の金子マリテスさんに全てお任せでした。学校のこと以外でも、その頃は困ったら、何でも相談していました。いまでもですが・・」

◎現在
「私が勤務している小規模多機能ホームは、とても家庭的な職場です。ご利用者さんも、スタッフも、みんなまるで家族のように接してくれます」
食事の支度はロセラさんのお得意です。日本料理は日本人顔負け?中でも煮物(かなり難しい)には自信があるとのことです。学校が休みの日には、同じ直接受入で入社した田中ロサリーさん家族といっしょに、ディズニーシーに行ったり、上野動物園でパンダを見たり。子供もすっかり日本での生活に慣れて、学校生活をエンジョイしているようです。啓和会で開校している日本語教室では、悪戦苦闘しているロセラさんですが、目標は日本での介護の資格取得。頑張ってください!ネバー・ギブアップ!

◎菅野施設長
「自分の中で、介護人材において外国人の力が必要という考えが強かったので
最初から全てがスムーズでした。言葉の問題などはまったく苦にはなりませんでした。フィリピンの方みんながなのか、彼女がなのか、とにかく気持ちが優しいです。そのあたりはご利用者さんが一番感じていると思います。私の指導スタイルは、最初から決して褒めない。きちんと言う。それにしっかりついて来てくれたロセラさんです。十分に資格が取れる資質があると思います」

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日本には四季があります。特に冬の寒さはフィリピンにはありません。
でもロセラさんは半袖のユニフォームで元気いっぱいです。

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ご飯を作ったり、掃除をしたり、いっしょに洗濯物をたたんだり。ご利用者さまとの楽しい毎日。でもお年寄りなのでちょっとしたコンディションの変化には細心の注意が必要です。

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週2回、日本語教室でお勉強。本人はもちろん家族も受講料はありません。
子供たちに負けずにみんな、頑張ってくださいね。