有限会社 啓和会メディカルでは、この度マイロード小田商店街の中に、超密着型デイサービス「デイサービス小田銀座」を開設することとなりました。あえて “ 超 “と付け加えたのは、活気ある商店街の真ん中に位置するからです。いままで近くで働いていたのにあまり行く機会がなかったのですが、開設の準備で毎日サンロード小田を歩いていると、古き良き商店街の魅力に驚きました。私たちはこの立地を最高の宝物ととらえ、最大限にこの社会資源を活用し、いままでにない認知症対応型デイサービスにしていきたいと考えています。
いろいろな認可が必要になりますが、ご利用者が慣れ親しんだ街、商店街を機能訓練の場として活かすことがポイントになります。街歩きをしたり、買い物をしたり、道行く子供達に声をかけたり、いままでやってきていたことをもう一度ふつうにやっていただきたい。商店街の真ん中であればこそ、それが可能です。数メートル先に八百屋さんもスーパーも、もう少し先にはパン屋さんも床屋さんもあります。ちょっと行って、すぐに帰ることもできます。
スタッフの丁寧なサポートがあれば、いい意味での刺激に溢れる楽しかった日々を思い出していただけるのではないかと思います。
啓和会グループでは、認知症対応型として施設毎に特徴をもたせたケア・プログラムを提供させていただいています。デイサービス小田銀座も、いままでのデイサービスにないユニークなケア・プランご用意できるようスタッフ一同、精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。
和久井晃 啓和会メディカル・デイサービス小田銀座 施設長
「ニッカンひのき」好評発刊中です!
認知症対応型のデイサービスといっても脳トレーニングの方法はさまざまです。今日は「ひのきの家 啓和」の独創的なプログラムをご紹介します。
特徴のひとつは、時間や行動をしばりつけないこと。例えば卓球をやりたくなったら10分だけでもやってみたり、各種の訓練もあまり無理強いせず自由参加を基本にしています。時間割はありますが、ご利用者の気持ち、やる気を優先してフレキシブルに個別対応しています。
もう一つの特徴は、ご利用者さまの夢を叶える? ユニークなプログラム。いま一番やってみたいことは? と尋ねると、ほとんどの方が昔得意だったことや好きだったことをあげられます。そこで活躍するのがドリキャスのバーチャルゲーム。かなりリアルな竿とリールで大物フィッシングに挑戦したり、実際にハンドル、アクセル、ブレーキを操作してカーレースをしたり、振り付けまで入れながらカラオケで最高得点を狙ったり、みなさん本当に楽しそうです。
終わったあとの表情を見ていると、好きなことに夢中になることの大切さ、ポジティブで効果的な脳トレーニングであることがわかりました。さらに在学中写真部部長だった、渡邊リーダーがみなさんの笑顔、真剣な表情をカメラにおさめて、新聞風にデザインしてみなさんにプレゼントします。これが信じられないほど本格的で楽しい出来栄え!ご本人はもちろんご家族にも大好評です。
好きだったこと、楽しかったことをもう一度。みなさんの表情もイキイキしていますね。
「ニッカンひのき」みなさんの新しい思い出づくりに役立っています。
カメラの腕はプロ級?の渡邊リーダー。
☆医療法人啓和会メディカル
認知症対応型小規模デイサービス「ひのきの家 啓和」
お問い合わせ : 044-201-6301
福祉先進国スウェーデンで生まれた音楽ケア
デイサービス東小田「陶山さん家」で、ユニークなデモンストレーションがあるというので見に行ってきました。“ブンネ”と呼ばれ、35年ほど前にスウェーデンで生まれたそうです。音楽系のケアというと、歌ったり、踊ったり、聴いたりするケースが多いですが、それに演奏が加わるところがブンネのポイント。主役のスウィングバー・ギターは、ピックで弦を弾き、レバーを動かすだけで3つの和音を奏でるとても簡単な楽器です。一人が弦を弾き、もう一人がレバーを動かせば、連弾ができます。鉄琴のような柔らかいチャイムバーも、ギターの和音に合わせて打ち分けます。
みなさん最初は少し腰が引けていたのですが、歌ったり、踊ったり、演奏をすることで少しずつテンションが高まってきます。そして最後には、ご利用者、スタッフみんなで演奏するセッション。予想以上の盛り上がりに驚きました。ブンネのメソッドは、楽器演奏や歌、体操(ダンス)などを組み合わせることで、頭を使い、集中力を高める回想法によって、認知症を予防し、改善する仕組みです。みなさんの表情が変わったことを見ても、脳への何らかの刺激があったことは明らかです。認知症に対応した多くのケアメソッドを持つ啓和会・介護サービスの新たなプログラムになるかもしれません。ご期待ください。
まずはお一人ずつ、名前をお聞きします。そうすることで自尊心が生まれます。
「ようこそ」という歌から始まり、日本の歌も弾き語りします。
スタッフがリードしてご利用者さまとダンスタイム。
これがメイン。みんなでセッションして盛り上がりました。
アコースティックのやさしい音が、α波を生み出してくれる?
カウト ヨアキムさん(37歳) Bunne Japan co.
大学時代に交換留学生として1年間、国際キリスト教大学に在学。12年前に再来日して以来、スウェーデンの福祉、認知症教育を拡める活動を続け、現在はブンネ・ジャパン代表取締役。デモンストレーション、プログラム開発、研修サポートなどマルチに活躍されています。
日本語教室、やっています
海外の人材雇用は、介護・看護業界においても大きなテーマになっています。
医療法人啓和会でも介護部門を中心に、フィリピン、韓国、中国、ベトナム、ロシアなど外国籍の方々を積極的に登用しています。ただ人手不足を解消するためではなく、日本人スタッフ同様、長く一緒に働いて、チームワークを高めることで、良い介護サービスにつなげていきたいと考えています。
そこで課題となる日本語力アップを目指し、社歴4年以上になる金子スタッフ(フィリピン出身)が中心となって、昨年11月に日本語教室がスタートしました。毎水、金曜日の17:30から19:00の90分、社員はもちろんご家族も無料で受講できます。先生は金子スタッフが以前通っていた横浜の福祉協議会主催の日本語教室の講師だった高塚俊博さん。スペインを訪れた時、言葉が通じなかったことがきっかけでスペイン語を猛勉強され、同時に正しい日本語、正しい文法を一緒に勉強されたようです。
「しゃべることを重視しがちですが、読み書きもとても大切です。文法を理解した上でボキャブラリーを増やしていくことが、習得の近道だと思います」この日もN5(小学校1年生相当)レベルの筆記テストを実施。100点満点はいなかったけど、みなさんほぼ合格点だったようです。早く上達して、仕事に、遊びに、日本の生活をどんどん好きになってください!
金子スタッフ(右端)が中心になって、みんなをビシビシ?鍛えています。
元建築家の高橋俊博さんは、日本語講師以外にも、コンピュータを使った絵画の講師など
地域に密着した活動を続けられています。
メイド・イン・小倉の梅干し、ようやく完成!
小規模多機能ホームのご利用者さまの楽しみの一つはレクレーションです。野外に出かけてお花見をしたり、近所のスーパーで買い物したり、家庭菜園、食事の準備、コンサート鑑賞など、施設毎に工夫した楽しい行事が盛りだくさんです。
今日は、ケアビレッジ小倉・小規模多機能の梅干しづくりをご紹介します。陣頭指揮は地元小倉をこよなく愛する矢吹スタッフのお母さんです。以前は介護サービスを受けておられましたが今はお元気。とても85歳には見えません。6月から2ヶ月以上の時を経て、みなさんで手塩にかけた自家製梅干しもようやく食べごろになりました。恐縮しつつ丸ごと1個パクッと、ごちそうさま!適度な酸味と塩加減、シソの香りがフレッシュ、身体にやさしい印象です。これはもう自家製レベルじゃありません。次はたくさん作って、ひと儲けでも?(嘘です)
ようやく出来上がり
Good Job!!
毎日ていねいにかき混ぜたり、ときどき天日干しをしたり、手間と愛情を注ぐほど、梅干しはやさしく、おしいくなっていきます。
先生は矢吹スタッフのお母さん。本格レシピとやさしいご指導、ありがとうございました。
☆医療法人 啓和会「小規模多機能ホーム小倉」 お問い合わせ : 044-201-6066