以前ご紹介したスウェーデン生まれの音楽療法・ブンネが、クループホーム東小田にやってきました。
啓和会グループ内で3回目になりますが、今回も指揮はカウト・ヨアキムさん。
時間やご利用者さまのタイプによって毎回出し物、演出を変えるところがスゴイです。クリスマスということもあって選曲は、ジングルベル。二人一組で演奏するギターとウクレレの合いの子のようなブンネ、単音の鉄琴・チャイムバーを使って、いきなりみんなで演奏しました。実はこの「いきなり」が重要なポイント。ブンネは回想法というメソッドで認知症を予防・改善します。脳の記憶というものは大きく分けて2つあります。ひとつは、見聞きしたこと、経験したことなどを蓄積する、いわゆる記憶。そしてもうひとつは、一時的な記憶です。コンピュータでいうところの、ハードディスクとメモリーのような・・(余計にわからない?)言われたことを一時記憶して、すぐに反応する。この集中、記憶、判断、行動を何度もくり返すことが、とても有効な脳トレにつながります。だから「いきなり」で、しかも歌うのではなく「演奏」することがポイントなのです。
福祉先進国で生まれたブンネ。レバーを左右に倒すことで3つの和音を奏でます。
先生の指揮についていく、真剣な眼差し。みなさん、すばらしい集中力でした。
カウト・ヨアキム先生(右:ブンネ・ジャパン代表)、今回もお疲れさまでした。
☆グループホーム東小田