「グループホーム啓和」は、啓和会グループで初めて企画・設計から立ち上げた建物です。2006年完成なので来年でちょうど10歳、ちょっと思い入れの強い施設です。今回のリニューアルは、古くなったとか、汚れたとかではなく、ご利用者さまがより快適に安心して生活していただくための、実験的な試みでもあります。パートナーは、福祉住環境の分野で活躍されている原宿・ドムスデザインさん。BPSD(認知症の行動・心理症状)の軽減など、科学的アプローチによるデザインが特徴です。
玄関に入ると、やわらかい光のシャンデリア、モダンアートの版画がお出迎え。
いい音楽やアートは、脳内にα波が発生して癒されます。
2Fの廊下、改装前のイメージ。まだまだキレイな内装ですがリニューアルです。
改装後。ぼかしたピンクを中心に色を効果的に使用、サイン(表示)の位置も低くしています。
廊下の壁は左右、色違いになっています。こうすることで左右認識が高まり、
いまどっちに向いているかが分かりやすくなるそうです。
生活エリア毎に色を変えています。居住スペースはピンク系、攻撃性を鎮める効果があるそうです。エントランス周りはやわらかいオレンジ、あえて変化をつけています。
洗面所などの共用スペースは、お一人毎に色分けしています。
はっきりとした色なので、とても認識しやすくなりました。
部屋のネームプレートはご利用者のアイデンティティ。
写真を使ってお一人ずつ制作します。
今日は、ご利用者さんにも手伝っていただきながらクリスマスツリーの飾り付け。その横でウクレレを弾いているのが、リニューアルの中心人物・石井リーダー。お疲れさまでした。
☆有限会社 啓和会メディカル: