2015年09月14日

福祉先進国スウェーデンで生まれた音楽ケア

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デイサービス東小田「陶山さん家」で、ユニークなデモンストレーションがあるというので見に行ってきました。“ブンネ”と呼ばれ、35年ほど前にスウェーデンで生まれたそうです。音楽系のケアというと、歌ったり、踊ったり、聴いたりするケースが多いですが、それに演奏が加わるところがブンネのポイント。主役のスウィングバー・ギターは、ピックで弦を弾き、レバーを動かすだけで3つの和音を奏でるとても簡単な楽器です。一人が弦を弾き、もう一人がレバーを動かせば、連弾ができます。鉄琴のような柔らかいチャイムバーも、ギターの和音に合わせて打ち分けます。
みなさん最初は少し腰が引けていたのですが、歌ったり、踊ったり、演奏をすることで少しずつテンションが高まってきます。そして最後には、ご利用者、スタッフみんなで演奏するセッション。予想以上の盛り上がりに驚きました。ブンネのメソッドは、楽器演奏や歌、体操(ダンス)などを組み合わせることで、頭を使い、集中力を高める回想法によって、認知症を予防し、改善する仕組みです。みなさんの表情が変わったことを見ても、脳への何らかの刺激があったことは明らかです。認知症に対応した多くのケアメソッドを持つ啓和会・介護サービスの新たなプログラムになるかもしれません。ご期待ください。
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まずはお一人ずつ、名前をお聞きします。そうすることで自尊心が生まれます。

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「ようこそ」という歌から始まり、日本の歌も弾き語りします。

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スタッフがリードしてご利用者さまとダンスタイム。

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これがメイン。みんなでセッションして盛り上がりました。

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アコースティックのやさしい音が、α波を生み出してくれる?

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カウト ヨアキムさん(37歳) Bunne Japan co.
大学時代に交換留学生として1年間、国際キリスト教大学に在学。12年前に再来日して以来、スウェーデンの福祉、認知症教育を拡める活動を続け、現在はブンネ・ジャパン代表取締役。デモンストレーション、プログラム開発、研修サポートなどマルチに活躍されています。