東小田デイサービス、小田デイサービス、通所リハビリテーションの3箇所で
体操を指導していただいている川端トシ子先生のご紹介、続編です。
先生のプログラムは1回約1時間。それを1日に3箇所で指導されています。
かなりハードなスケジュールですが、顔色ひとつ変えずいつも笑顔の先生は
信じられないのですが何と昭和一桁生まれ!驚くべき若さとユニークな発想は、いったいどこから生み出されるのでしょうか?
小学校卒業後、体操の名門校・藤村学園に進学されます。そこでトシ子先生が
大きな影響を受けたのが、日本の女子体育の母と言われる藤村学園・創立者の藤村トウ女史。女性が体操をすること自体が珍しかった時代に、ドイツ体操を始め新しい発想の体操を取り入れ、現代の女子体育の礎を築かれたお方です。
藤村トウ女史 学校法人藤村学園 東京女子体育大学ホームページよりhttp://www.twcpe.ac.jp/110th/fujimura.html
トシ子先生は体操部に所属され、団体徒手という種目(6人で踊るダンスのような競技)で全日本体操選手権大会、国民体育大会など数々の大会に出場し成果を上げられました。東京オリンピックは種目がなかったため、残念ながら参加できなかったようです。卒業後は共立女子高校の体育教師となって指導者への道に進まれました。
現在は医療法人啓和会で、認知症予防体操、脳トレ体操を中心にご利用者のみなさんとともに不老長寿を目指して、楽しみながら指導されています。認知症予防として積極的にプログラムに取り入れていることは「対話を大切にすること」意識的に声をかけたり、質問することで会話へと導いていきます。そしてもう一つは「2つのことを同時にすること」歌いながら踊ったり、体を動かすことが脳の刺激につながるようです。ぜひトライしてみてください。
川端トシ子先生