インランドノルウェー応用科学大学から研修で来日されている看護学部の講師、学生のみなさんが、啓和会の施設を視察されました。最先端の看護・介護研究の第一人者としてご活躍の北里大学看護学部・田中教授から、地域に根付いた医療・介護サービスの展開例として啓和会グループを推薦していただき、今回の運びとなりました。
コースは、地域医療・介護の中心である野末整形外科歯科内科からスタートして、希少な事例として療養通所の野末デイサービス、豊富な提供実績の訪問看護ステーション、商店街という地元に密着したデイサービス・ライフアップ小田銀座、複合型の介護総合施設のグループホーム東小田、小規模多機能ホーム東小田、一軒家をそのまま活用したデイサービス東小田の6か所を、じっくりと丹念に見学されました。視察を終え、各事業所での離床と利用者様の活動が活発であったことに感銘を受けたとのこと。北欧というと福祉や看護など社会保障分野の先進イメージがありますが、現場では寝たきりといったケースも少なくないそうで、日本流介護の細やかさが世界から注目されていることを再認識できました。
北里大学の田中教授とは、川崎市役所へ来られた保健師実習の包括見学で、大島中島地域包括センターに来られたのがきっかけで、5年前には「高齢者における睡眠改善プログラムの生活機能低下および虚弱への効果」(文科省の研究助成)というユニークな研究のお手伝いもさせていただきました。こうしたご縁によって、貴重な経験、新しい知識や情報に接することができ感謝しています。これからもよろしくお願いします。
短冊にお一人お一人願いを書いて、笹にくくりつけました。
遠く離れた日本から、願い事が叶いますように!