船井総研介護サービス研究会の作文コンクールで、石井英一統括課長の作文が最優秀大賞を受賞しました。授賞式を動画で掲載します。
<作文原文>
便器の水に両手を入れ、顔を洗おうとするご利用者を目にしたのは入社初日の事でした。私は「手も顔も汚くなりますよ」と伝えると、そのご利用者は怒って口を聞いてくれなくなりました。そこから約12年近く、当法人の認知症介護の現場に居ます。今なら「お顔が綺麗になりましたね」と微笑みながら洗面所へ誘導する事ができると思います。ご利用者にとっては、便器と洗面所の水はお顔を洗える同じ水です。このように冷静に捉える事ができるようになったのは、当法人が様々な研修機会を与えてくださったおかげです。特に認知症介護指導者養成研修は大きく視野を拡げてくれました。
今後私は、ご利用者に対する肌感覚をいつまでも感じながら、人材採用および育成と稼働率向上および新規事業開拓の両輪をバランスよく舵取りできる人材になれるよう努めて参ります。またこのようなチャレンジができる当法人には感謝の念が尽きません。