2024年04月15日

季節の変わり目、身体がダルくてしかたありません

Q : 季節の変わり目や天気がはっきりしない時など、身体がダルくてしかたありません(59歳男性)
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 A : 暖かくなったり急に冷えたり。春や秋の季節の変わり目は頭痛、関節痛、倦怠感などの不調を訴える方もいらっしゃいます。外来では頭痛症、腰痛症、めまいの病名を付けながらお薬や検査のための紹介などで対応することが多いところです。
一方でこれらを「気象関連病」と呼び、湿度、天気、気圧などの環境変化が自律神経等に影響を及ぼし体調不良を引き起こしているとする考え方もあるようです。リウマチの患者さんの気候と痛みに関連する報告を調べた結果、天気が痛みに影響しているとは言い切れなかったが一部のリウマチ患者さんで”気候の影響を受けやすい集団”がいる可能性は否定できないとするレビューがある一方。気圧の変化と低音環境が慢性疼痛に影響する仕組み、メカニズムに関する報告もありました。果して「気象関連病」と呼んでいるのものが何かは確証がないままですが、個人的な意見としてご質問者へ向けて簡単に回答させてください。
①季節の変わり目に関して
季節の変わり目に身体がダルく感じるのは、自律神経の乱れ以外にも、アレルギー反応が関係している場合があります。春や秋の季節の変わり目は、春にはスギ、ヒノキ、秋にはブタクサ、イネなど花粉症やダニ、ハウスダストなどのアレルギー物質が多くなります。それらによって起こるアレルギー反応が疲労感やだるさを引き起こす可能性があります。これは、アレルギー反応で、炎症や免疫応答が起きエネルギーを消耗しているのかもしれません。対策として、アレルギー物質への対策をしましょう。アレルギーの原因となる花粉やダニなどから自分を守るための対策を取りましょう。例えば、花粉が多い日は外出を控える、室内の清潔を保つなどです。また、アレルギー反応が強い場合は、専門医に相談して適切な治療につながることが期待できます。免疫反応など詳しい検査や新しい薬による治療や、症状を和らげるための環境調整などを講じることが出来るかもしれません。そして、リラクゼーションも重要です。リラクゼーション効果の高いアロマテラピーを利用したり、ゆっくりとした音楽を聴いたりなど、気晴らしをしてリラックスし自律神経のバランスを整えましょう。
②天気がうつろいやすい時に関して
天気がコロコロと変わる時に体調を崩しやすい「気象関連病」と言えるかもしれません。天候の急激な変動は、頭痛やめまい、関節痛などを引き起こすことがあります。これは、正確な機序は不明なものの温度や気圧、気候の変化が直自律神経の働きに影響し、体内の様々なバランスを乱すためと考えられています。環境調整や適度な運動、が対策としておすすめです。急激な変化による不快感を和らげるためには、お仕事でもプライベートでも過ごしている部屋の温度や湿度を適度に保つことが有効です。加湿器や空気清浄機を上手に使ってくださいね。軽いストレッチやウォーキングなど、体を動かすことで血行や代謝を促進し、自律神経のバランスを整えることができます。季節の変わり目や天気の変動による体調不良は、日常生活の中で少しの注意や工夫で改善できることが多いです。しかし、症状が長引く場合や日常生活に大きな支障をきたす場合、鉄欠乏性貧血、甲状腺機能低下症、慢性疲労症候群、自己免疫疾患、低栄養や睡眠障害、その他精神疾なども考えられますので地域のかかりつけ医師にぜひご相談ください。必要な時は適切な専門の医療機関を紹介してもらえるでしょう。困ったときは、まずは受診を考えて頂くことが重要です。自己判断で放置せず、適切なアドバイスや治療を受けましょう。
啓和会では、優しい受付スタッフと優秀で心暖かい医療職のスタッフが、晴れの日も雨の日も、風邪の日も皆様のお越しをお待ちしております。もちろん、地域の各科専門医、大きな総合病院とも連携しておりますので、お困りの際にはぜひご相談にいらしてください。

【参考】
佐藤純「気象関連性疼痛のメカニズム」『PAIN RESEARCH』第34巻第4号、日本疼痛学会、2019年、312-315頁
Smedslund, G; Hagen, KB (January 2011). “Does rain really cause pain? A
systematic review of the associations between weather factors and severity
of pain in people with rheumatoid arthritis”. European Journal of Pain. 15(1): 5-10.

無性に氷が食べたくなります

Q : 無性に氷が食べたくなって、ガリガリといくつも食べてしまいます。(48歳女性)
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A:「氷食症」とは、無性に氷を食べたくなる状態を指し、しばしば鉄が足りないことによる貧血やストレスに対する反応であると言われますが、口の中の炎症を抑える効果や脳血流を増やすためなどと言われているものの、そのメカニズムははっきりとはまだ解明されていません。医師の診察や専門家による栄養指導で症状が改善することもあるので自分で抱え込まず相談しましょう。
氷食症は、栄養の無いものを食べ続ける状態(異食症)の一種で、女性に多い傾向があります。もし鉄欠乏性貧血であった場合は、血液中の鉄分が不足し、ヘモグロビンの生成が妨げられることで、身体は必要な酸素を適切に運べなくなるため、動悸や息切れ、めまい、顔色の悪さ、むくみ、頭痛などの症状が現れることがあります。対策として鉄剤の服用や、鉄分を多く含む食品の摂取が有効です。鉄分は赤身の肉、レバー、あさり、カツオやマグロなどの赤身の魚、枝豆や納豆、ほうれん草や小松菜などの野菜に多く含まれています。ただし、鉄剤の服用には倦怠感や吐き気などの副作用があることもあるため注意をしながら使いましょう。また、女性は月経量が多い場合、鉄欠乏性貧血を発症しやすくなるため、婦人科での相談もお勧めです。また、ストレス反応など心理的な要因であった場合も、心身や行動にさまざまな影響が出ることがあります。心理的なストレスが原因となり、食欲不振になったり、睡眠がうまく取れなくなったり、頭痛や胃の痛み、集中できなくなったり、イライラしたり、活気がなくなったりすることもあります。日常的な対策として、趣味や運動でリラックスできる時間を作り体を休める事、友人や家族と話してみる事で気持ちが楽になることがあります。また、規則正しい生活を心がけ、同じ時間に寝起きしバランスの良い食事をとる事、朝日を浴びる事なども有効です。一般に鉄欠乏性貧血や心理的な要因による体調不良は、日常生活の中で適切な対応をすると改善することが多いです。しかし、自分一人だけでは解決しにくい問題もたくさんありますよね?そんな時は、ご友人やご家族に思い切って相談し、医療機関等に相談することも選択肢です。自分の体と心のサインを見逃さないようにしましょう。
啓和会では、プライマリケアの勉強をした看護師や内科医師の支援を受けることができます。地域のみなさまの困りごとに各種医療機関の専門科のスタッフとも連携して対応して参りますのでぜひご相談にいらしてください。

Craving and chewing ice: A sign of anemia? – Mayo Clinic
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/iron-deficiency-anemia/expert
-answers/chewing-ice/faq-20057982
【第35回 氷をバリバリかじる人は病気?】
プライマリケアと救急を中心とした総合誌:レジデントノートホームページへようこそ – 羊土社
https://www.yodosha.co.jp/rnote/trivia/trivia_9784758115902.html

夜中に足がつってとても痛いです

Q:最近、夜中に足がつってとても痛いです。(68歳女性)
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A:1日立ち仕事で働きづめ、お風呂に入ってようやくゆっくり寝られると思ったその晩。夜中や明け方に足がつって目が覚めて眠れない。つらいですね。そんな足のつりの原因としては、次のような可能性があります。お仕事で酷使した筋肉のつかれ、マグネシウムなどのミネラル不足、血の巡りに脱水や冷えなどが一般的な原因とされています。毎日のバランスの良いお食事と水分の摂取が欠かせませんね。また、特定の疾患による足のつり、こむら返りも考えられます。これには下肢静脈瘤、血管炎、閉塞性動脈硬化症などの血液の通り道、血管系疾患、甲状腺機能低下症、副甲状腺機能低下症、アジソン病などのホルモンを出す内分泌系疾患、脳梗塞、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの神経に関連する疾患、糖尿病、肝硬変、低栄養状態などのいわゆるメタボ、代謝の異常、変形性関節症、腰痛症、関節炎などの骨や関節の疾患があります。これらの疾患が背景にある場合は、それぞれの治療やリハビリ、生活習慣の改善が予防の第一歩となります。
また、足がつってしまった場合の具体的な対処法としては、ふくらはぎのストレッチや足の温め、漢方薬の使用が挙げられます。ただし、漢方薬には副作用のリスクもあるため、毎日毎日続けて使うことはあまりおすすめできません。特に血圧や他に使用中の薬との”のみ合わせ”も考慮し、必要な時にだけつかう方が良いでしょう。また、足がつる症状が改善しない場合は、ヘルニアや下肢静脈瘤、糖尿病、甲状腺などの病気が関係している可能性があり、早めに整形外科、内科等の医療機関に行って相談をすることが大切です。
啓和会では、整形外科の専門医や内科医師の診察だけでなく理学療法士のリハビリを受けることができます。もちろん、地域の各科専門医、大きな総合病院とも連携しております。地域のみなさまの暮らしのなかの「困った」に喜んで対応いたしますので、ぜひご相談にいらしてください。

【参考】
Muscle cramp – Symptoms and causes – Mayo Clinic
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/muscle-cramp/symptoms-causes/syc-20350820

足がつる・こむら返り 原因・対処法、効果的な漢方薬 | NHK健康チャンネル
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1575.html

歩き方が変と言われます

Q : 歩き方が変と友人に言われました。靴などで矯正できるのでしょうか?(46歳男性)

A:たとえば人によって手相が違うように、歩き方にもそれぞれの個性、特徴があります。もしお体のちょっとした左右の違いが原因の場合は適切な靴を選んだり整体治療で調整できるかもしれませんね。
日常生活で問題が無ければわざわざ「矯正」しない場合もあるかもしれませんが、もし転びやすかったり生活の動作に差し支える時には医師・専門家の診断や治療が必要となることもあります。
歩き方が不規則だったり、左右のバランスが悪くなってしまう原因としては、骨や筋力の問題、さらに脳や神経の異常、疲れや心理的なストレスなどの要因が関係してくることもあります。原因を検査で調べて正しく診断をするには専門的な評価が必要となりますので、整形外科や理学療法士に神経内科や脳外科、精神科に相談する場合もあります。治療方法は具体的な症状や原因によって、理学療法や運動療法、特殊な装具を使うことがあります。また、場合によっては注射や手術を行うこともありますので、気がかりな点についてはかかりつけや専門の医療機関に相談するとよいでしょう。
啓和会では普段の生活のことから専門医の受診まで、相談員・介護スタッフとともに、医療の専門スタッフが力を合わせ、みなさまのお手伝いをいたします。

参考:
Movement disorders – Symptoms and causes – Mayo Clinic
高齢者の歩行障害 – 24. 高齢者の健康上の問題 – MSDマニュアル家庭版(msdmanuals.com)

油はねでヤケドしました。少し水ぶくれがあります。

Q : 天ぷらを作っていて油はねでヤケドしました。症状は軽く、少し水ぶくれがあります。(42歳女性)

A : お料理の時は、切り傷にやけどいろいろな怪我をしてしまいますよね。まずはやけどをきれいな水で15分程度冷却してください。小さい水ぶくれができている程度であれば、自宅で清潔に保ち、軽く絆創膏を付けたり、ガーゼ・包帯を巻くなどの対応が可能です。それでも痛みが強い、または水ぶくれが大きく、皮膚のめくれがひどいなど自宅で対応できない場合は、医療機関を受診し相談してください。
一般的にやけどは受傷部位、深さ、広さで重症度が決まり治療方針は軟膏塗布から皮膚移植まで幅広い選択肢があります。気がかりなことがあれば、地域のかかりつけや、皮膚科専門医へご相談ください。やけどの範囲と部位、やけどの色、水膨れの色や大きさ、個数などをお伝えいただければ電話やテキストでも相談できるかもしれません。
啓和会では、介護と医療の連携で日常生活から専門医の受診まで、介護のスタッフから地域の専門医、各総合病院とも連携しております。地域の皆様の暮らしのなかの「まさか」についてもぜひご相談にいらしてください。

参考:
Mayo Clinic “Burns: First aid”
https://www.mayoclinic.org/first-aid/first-aid-burns/basics/art-20056649
日本赤十字社HP
熱傷(やけど)|講習の内容について|講習について|日本赤十字社 (jrc.or.jp)

小3の息子が頭をぶつけてコブができてしまいました

Q : 小3の息子が友人と遊んでいて、頭をぶつけてコブができてしまいました。受診した方がいいでしょうか?(32歳女性)

A :遊びを通して子どもは心も体も元気に成長してゆきますよね。遊びにけがはつきものとはいえ、安全に配慮して環境を整えることは大切です。成人に比べて頭が相対的に大きい小児は、転んでけがをするリスクが高いと言われます。頭を打った後のコブ自体は特に問題ではありません。ただ、けがをした状況とその後つづく症状にはそれぞれ一定の注意が必要です。
怪我をした状況として、1m以上の高さ、5段以上の階段からの転落など大きなエネルギーがかかった恐れがありませんか?もしある場合には受診や相談をご検討ください。また、受け答えに問題なく元気でぴんぴんしていれば問題ありませんが、その後の症状として頭痛、めまい、嘔吐、意識障害、傷からの出血などあれば、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。病院を受診しなかった場合でも、頭を打った場合は少なくとも2日、3日は走ったり飛び回ったりせずに、室内で落ち着いて過ごすことをお勧めします。
お子様に限らないお話をすれば、一般的に頭を打った場合の後遺症としてむち打ちなどのくびの後遺症が残ることがあります。頭の中の問題と併せて、ぶつかった頭を支えている首のチェックと治療が必要にケースはことは珍しくありません。
啓和会では、整形外科の専門医の診察及び理学療法士のリハビリを受けることができます。もちろん、地域の救急医療ができる各総合病院とも連携しております。地域のみなさまの暮らしのなかの「困った」に喜んで対応いたしますので、ぜひご相談にいらしてください。

参考)
頭を打った!さあどうする?神戸市公開講座
https://www.med.kobe-u.ac.jp/pediat/pdf/tanaka18.pdf

Mayo Clinic “Concussion”
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/concussion/symptoms-causes/syc-20355594

NICEガイドライン
https://www.nice.org.uk/guidance/ng232

最近朝起きると痛くて動けない

Q :若い頃から腰痛持ちでしたが、最近朝起きると痛くて動けないことが時々あります。(69歳男性)

A :つらいですね。 腰の痛みも長年の付き合いとなると、ここは無理をしちゃいけない勘どころがわかるようになります。
朝、特に起床時に腰が痛くて動けない状態で急性腰痛症。いわゆる「ぎっくり腰」はよくあるお話です。寒い朝や疲れているときなど、急に起き上がらず体をほぐしてから起き上がることが肝要です。それ以外にも「椎間板ヘルニア」や「脊柱狭窄症」などの可能性が考えられます。そのような場合、まずは安静にして様子を見る、痛みが強い、または動けない状態が続くなら、医療機関へ連絡しましょう。また必要に応じて痛み止めを使用して収まらなければ相談するのもよいでしょう。一方、痛みから症状が進んで、腰から先の足やふくらはぎ、太ももの重さ・だるさ・イタしびれ、感覚が鈍ることもあります。また、筋力が落ちて足が上がらなくなり歩く事、立つこと、運転など日常動作に差しさわりが出るような場合には専門医から検査・治療設備の整った施設への紹介が必要になることもあります。
いつものことだからと油断せず、日頃からかかりつけの整形外科をお持ちになってはいかがでしょうか?啓和会では、整形外科で専門医の診察及び理学療法士のリハビリを受けることが出来ます。もちろん、地域の手術が出来る各病院とも連携しております。地域の皆様の暮らしのなかの「困った」に喜んで対応いたしますので、ぜひご相談にいらしてください。

【参考】
日本整形外科学会「ぎっくり腰」:
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/acute_low_back.htmlMayo Clinic “Herniated disk”
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/herniated-disk/symptoms-causes/syc-20354095

最近、左中指の動きがカクカクすることが多くなりました

Q :最近、左中指の動きがカクカクすることが多くなりました。ストレッチしていますが、何か効果的な治療はありますか?(66歳男性)

A :手指の動きがご質問いただいた症状は「バネ指」の可能性があります。「バネ指」は、指の曲げ伸ばしを制御する腱とその通り道の異常で発症します。専門的用語では屈筋腱と靭帯性腱鞘というものが、丁度ベルトとベルト通しに似た機構で指を曲げ伸ばししているのですが、指の付け根で屈筋腱と靭帯性腱鞘の間で炎症が起こり腱鞘炎になることで動きがスムーズでなくなります。更年期女性や、手指をよく使う人、糖尿病やリウマチや透析患者さんにもにもよく発生すると言われ、親指、中指に多くその他の指にもみられることがあります。初期段階では、休息や抗炎症薬、スプリント(固定具)を使用した保護などで改善することがあります。しかし症状が続く場合は、専門的な診療が必要となります。

啓和会では、整形外科外来の診察及びリハビリを受けることが出来ます。地域の手術が出来る病院とも連携しております。地域の皆様の手や足の指に関する小さな「困った」に総合的に対応いたしますので、ぜひご相談にいらしてください。

参考:Mayo Clinic “Trigger Finger”
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/trigger-finger/symptoms-causes/syc-20365100

日本整形外科学会ホームページ

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/snapping_finger.html

膝を擦りむいてしまいました。なかなか治りません

Q : 雨の日に転んで肘と膝を擦りむいてしまいました。なかなか治らず、跡が残ったりするのが心配です。いまからでも病院で治療した方がいいでしょうか?(37歳女性)

A :雨の日や風の日、躓いて転ぶと大けがにつながることもあります。お気を付けくださいね。まず、自宅での基本的なケア(清潔に保つ、抗生物質軟膏の使用など)を十分に行なうことが肝心です。さらに痛み、赤み、腫れなどが増大し、患部が改善しない、または悪化する場合は、感染の可能性があり治療が遅れることがあります。解らないことがあれば医療機関を受診することをお勧めします。具体的な治療法は皮膚の状態や深さにより異なるため、専門的な評価が必要となります。
啓和会野末整形外科歯科内科では、地域の形成外科や皮膚科等専門医とも連携しており、骨折を含めて地域の皆様の様々なお怪我についても保険診療を受けることが出来ます。お困りの際にはご相談ください。

参考 https://www.mayoclinic.org/first-aid/first-aid-cuts/basics/art-20056711

ストレス解消にお酒を飲むと逆流がつらい

Q : ストレス解消にお酒を飲むと逆流がつらいです。(40代男性)

A :こんにちは、40歳は働き盛り!景気の波も芳しくない昨今ですが、よほどストレスのたまるお仕事に従事されておられるのでしょうか。お察しいたします。ストレスがたまる、お酒を飲む、胃酸が逆流する。マルチな問題に困っておられる質問者様に少しでもお答えできればと今回は、飲酒を軸にストレス・逆流性食道炎について調べてみました。

ストレス解消に飲酒は効果的でしょうか?アルコールを飲むと陽気な気分になる、元気が出る、寝酒は必須!という声が聞こえてくるようです。一方で二日酔いのために朝食欲がでない経験もありませんか?少量の飲酒はネズミや人間でストレス反応を低下させるという報告もありますが、慢性的・過度の飲酒(アルコール使用障害)は脳下垂体―副腎皮質等の内分泌系からの作用でストレス反応を惹起することがわかっています。アルコールでストレス解消するつもりが、かえってストレス反応を増している可能性があります。

また、飲酒は胃酸の逆流を起こりやすくするため、逆流性食道炎のリスクです。症状は胸やけや胸痛、飲み込みづらさ、咳、喉頭炎、また逆流で目が覚めることもあります。原因は食道から胃への括約筋が緩むことで起こる胃酸の逆流です。食道裂孔ヘルニア、飲酒、喫煙、肥満、妊娠や膠原病がリスクとなりますが、軽症であれば市販薬で対応する方もいらっしゃいます。内視鏡や放射線検査などで診断し内服治療や症状によっては外科手術になる場合もあります。

世代のせいにするわけではないですが、私もアルコールで親交を深める文化(ノミニュケーション)で育ち、お酒は幅広く嗜みます。一方で、アルコール健康障害はメタボリックシンドローム、認知症、事故、若年者や女性における抑うつや自殺との関連があるとも言われます。まさに公衆衛生、医療の分野でアルコール対策は喫緊の社会要請です。

以前は依存症、アルコール使用障害の治療は抗酒薬併用を考えての“断酒”一択の治療でしたが、2010年代から取り組みやすい“節酒”から治療を始めることも選択肢となっているのが最近の話題です。

このストレスたっぷりの社会を生き抜くために“節酒”から始めるアルコール使用対策はいいことずくめのようです!!私も折に触れ“節酒”を自らに課す機械が増えております。質問者様も“節酒”から一緒に取り組みませんか?

当院では上部消化管内視鏡検査を予約の上で実施しております。介護と医療の融合で川崎市小田地区の皆様とともにある啓和会を引き続きよろしくお願い申し上げます。(金崇豪)

アルコールによる健康障害 | Alcohols | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
アルコール健康障害対策|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
Alcohol and Stress – Alcohol Alert No. 32-1996 (nih.gov)
Gastroesophageal reflux disease (GERD) – Symptoms and causes – Mayo Clinic