はしか(麻疹)が流行っています。予防接種は?

Q:はしか(麻疹)が流行っているようです。予防接種をしたほうが良いのでしょうか?(28歳女性) 

A:2018年4月台湾、沖縄から麻疹感染がニュースになりましたね。健康への関心が高い方は気になっていると存じます。
麻疹は発症すると特異的な治療法がなく、妊娠中に感染すると胎児に影響が出る可能性があるため予防接種による予防が大変重要な疾患です。第1期、第2期の定期予防接種を徹底するとともに、麻疹にかかったことがない場合には2回の予防接種が必要です。
定期接種対象者は予定通りMRワクチンを接種してください。また、海外や国内に旅行を考えている方は2週間以上前に接種を済ませるようにしてください。医療関係者、保育関係者、教育関係者は早期の接種が勧められています。近隣で麻疹患者の発生が認められた場合や、妊婦およびそのご家族なども医療機関にご相談ください。
ただし以下の場合は摂取できません。
・明らかな発熱・急性疾患にかかっているもの
・ワクチンに含まれる成分で激しいアレルギー反応が見られたことがあるもの
・免疫抑制剤を使用しているものや免疫機能に異常のあるもの
・妊娠していることが明らかなもの
・その他予防接種を行うことが不適当なもの
また質問者様は、妊娠出産年齢に当たりますのでワクチン接種後約2か月間は妊娠しないように注意する必要がありますが、当院内科外来ではワクチン接種のご予約を承っておりますので、まずはご相談ください。(金崇豪)

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