目がかすんで信号の矢印がボヤけます

Q : 郊外なのでクルマが欠かせない毎日です。視力検査では大丈夫なのですが最近目がかすんで信号の矢印がボヤけることがあります。夜は乗らないよういしています(59歳男性)

A : ミドルの方々に多い悩み、眼のかすみですね。視界が全体的にかすんで見えることを専門的には霧視といいます。解剖学的に視覚情報が通る経路、角膜~前房~水晶体~硝子体~網膜のどこかに生じる濁りが原因と言われます。かすんで見えるけど少し時間がたつと治る場合は、メガネ・コンタクトレンズの矯正不良、ドライアイ、後部硝子体剥離などがあり、数分たっても改善しないときは白内障、緑内障、眼精疲労、眼底出血、黄斑前膜、視神経症、視神経炎などが考えられます。このうち、眼精疲労を引き起こす環境要因としては、パソコンモニターの高さや映り込み、部屋の明るさ、乾燥、エアコンやパソコン、周辺機器が発する騒音などが挙げられます。さらに、日中長時間パソコンや書類など、近くにピントを合わせ続けると夕方になり遠くが見えづらくなる「調節異常」と言われる専門的な病気もあるようです。
これらの原因ですが、働き盛り50代、相談者様に心当たりはございませんでしょうか?一般的に、急に見え方が悪くなってきた場合(数時間、数日単位)は急いで対処しないといけない病気であることも多いので、早めの専門医受診がよいと言われます。ご自身だけでなく、ご家族の方で気がかりなことがあれば遠慮なくご相談ください。当院内科外来では専門科と連携しながら相談に乗らせていただきます。(金 崇豪)

新聞を読んでいて焦点が定まらない

Q : 新聞を読んでいてなかなか焦点が定まらない時があります。単なる疲れ目なのでしょうか?(56歳女性)

A : 新聞、読書だけでなく現代はパソコン、スマートフォンなど、目を酷使する時代です。いわゆる疲れ目=眼精疲労、ドライアイのほか、視力低下をきたす疾患にも注意は必要です。視力低下を起こす疾患は角膜疾患・前部ぶどう膜炎・急性緑内障などの前眼部疾患から、白内障・硝子体混濁など中間透光体の疾患、網脈絡膜疾患・視神経疾患・外傷など多岐にわたります。
ご質問者様の症状進行がゆっくりとしたもの、治療継続のものは、外来にて対応可能です。一方で、特に急性の視力低下は、当日・翌日に専門科受診を手配させていただくこともあります。お困りのことがあればご相談お待ちしております。(金崇豪)