Q :若い頃から腰痛持ちでしたが、最近朝起きると痛くて動けないことが時々あります。(69歳男性)
A :つらいですね。 腰の痛みも長年の付き合いとなると、ここは無理をしちゃいけない勘どころがわかるようになります。
朝、特に起床時に腰が痛くて動けない状態で急性腰痛症。いわゆる「ぎっくり腰」はよくあるお話です。寒い朝や疲れているときなど、急に起き上がらず体をほぐしてから起き上がることが肝要です。それ以外にも「椎間板ヘルニア」や「脊柱狭窄症」などの可能性が考えられます。そのような場合、まずは安静にして様子を見る、痛みが強い、または動けない状態が続くなら、医療機関へ連絡しましょう。また必要に応じて痛み止めを使用して収まらなければ相談するのもよいでしょう。一方、痛みから症状が進んで、腰から先の足やふくらはぎ、太ももの重さ・だるさ・イタしびれ、感覚が鈍ることもあります。また、筋力が落ちて足が上がらなくなり歩く事、立つこと、運転など日常動作に差しさわりが出るような場合には専門医から検査・治療設備の整った施設への紹介が必要になることもあります。
いつものことだからと油断せず、日頃からかかりつけの整形外科をお持ちになってはいかがでしょうか?啓和会では、整形外科で専門医の診察及び理学療法士のリハビリを受けることが出来ます。もちろん、地域の手術が出来る各病院とも連携しております。地域の皆様の暮らしのなかの「困った」に喜んで対応いたしますので、ぜひご相談にいらしてください。
【参考】
日本整形外科学会「ぎっくり腰」:
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/acute_low_back.htmlMayo Clinic “Herniated disk”
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/herniated-disk/symptoms-causes/syc-20354095