2017年12月07日

健康診断の数値が結構変化します

Q : 健康診断は毎年1回、3月ごろ受けていますが、数値が結構変化します。正しい健康診断の方法というのはあるのでしょうか?(65歳女性)

 

A : 健康診断の前日はどう過ごしたらいいか。とても大事なところですね。私の周りには検査の数週間前から生活を節制し万全の態勢で臨む方もいらっしゃれば、あえて体に負荷をかけてそれでも正常値になるかどうか試す!なんていう方も!?
ここでは飲酒、食事、運動について一般的な目安を紹介したいと思います。
まず、飲酒によって尿検査や、血液検査に影響が出ることがありますので、うっかり飲んでしまった場合は、気づいた時点ですぐにやめて、水分を摂りましょう。
また、食事では糖や脂質などの血液検査の値が影響を受けます。健康診断の開始時間にもよりますが、約10時間前から食事を抜くことが基本です。これは、胃や血液の「空腹時の状態」を検査するためです。ただし、検査内容によって前後するので、事前に渡される案内書をしっかりと確認しましょう。特に胃カメラ・腹部レントゲン(バリウム)などの検査をする場合は食事時間を必ず守り、万が一間違えて食べてしまった場合は検査前にご相談ください。
最後に、運動で影響を受ける血液検査には筋肉や肝臓の値と尿検査の尿タンパクなどが含まれます。持久走や水泳など激しい運動は避けましょう。
以上になりますが、言ってみれば特別な食事や生活をする必要は全くなく、普段通りが一番と言えるでしょう。当院も外来で健康診断を行っております!普段は病院に足が向かない方も気軽にご相談ください。(金崇豪)

特定健診の詳細はこちら