2016年02月12日

フィリピンからの直接受入 Case2:石井サヤゴ・キャンディス・アラさん

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フィリピンからの介護スタッフ直接受入を積極的に展開する啓和会グループですが、の中でも石井サヤゴさん(現25歳)はちょっと変わった経緯で入職されました。母方の祖父が日本人で、日系のサヤゴさんは、生粋のセブ生まれ、セブ育ち。地元のセブ・ドクターズ・ユニバーシティ(大学)で看護を学び、看護師の資格を持つキャリアガールです。

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◎来日前
大学2年の時、静岡に住む母親から「日系人向けの仕事もたくさんある。政治経済も安定していてとても暮らしやすいから」と日本移住を強く勧められたそうです。その頃から頭の隅には、いつも日本で働いている自分がいました。大学卒業後は、CCSDTIというケアギバースクール(介護学校)で、クリニカルインストラクターとして勤務していましたが、ある時、前出の母校を通して啓和会に遭遇します。その後はトントン拍子に話が進み、面接には日本から常務お二人が直々に駆けつけたそうです。介護職未経験の採用が多い中、看護資格を持ち、さらに介護の指導も経験している、サヤゴさんはまさに “即戦力の期待の星” でした。その後セブでの約3ヶ月間のトレーニングで介護資格取得と日本語の猛特訓。万全の準備で日本へ出発しました。

◎来日直後
2015年10月末に来日。「言葉の不安を忘れてしまうほど、日本での生活がスタートする嬉しさで胸がワクワクしていました」仕事に関しては
「実際に介護の現場で働いてみると、仕事で教えていた時のイメージとずいぶん違っていました。ご利用者さんも先輩もみんなとてもやさしいので驚きました。
石井施設長は自分が休み時間のときでも、いろいろと教えてくれるので感謝しています」

◎現在
「いまは毎日が満足。疲れていても仕事から家に帰って一息つくと、幸せがこみ上げてきます」インタビュー中もずっと笑顔、目がキラキラ輝いる石井サヤゴさん。これからの目標は
「一つ目は日本に来て4ヶ月ほど経ちましたが、もっともっと日本語を勉強しなくては。N3(日本語検定資格)は早く取りたいです。2つ目は、日本の介護の資格を取りたいです。まずは初任者研修。時間はかかりそうだけど・・」
三つ目は何? ひょっとして恋? どんどん日本の暮らしを楽しんで、どんどん日本を好きに、啓和会を好きになってください!

◎グループホーム啓和 網中雅司主任コメント
「4ヶ月経ちましたがご利用者さまとの信頼関係も築けていて、もうすっかり一人前です。会話に関してもまったく気になりません。たまに英語が入ったり、お陰でとてもグローバルな職場になりました。細かい所にまで目が届き、気配りが行き届いている点に驚きます。また看護師の資格をもつ彼女から、逆にボクたちが、採血の成分表の見方やお薬のことなどを教えてもらったりもします。看護師というバックボーンを活かしながら、彼女らしい仕事にこれからも期待しています」
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調理も仕事の一つです。先輩の指導を受け、日本の味付けに四苦八苦する石井サヤゴさん。

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勤務するグループホームは共同生活が基調。介護施設の中でも家庭的な雰囲気をもつ職場です。ご利用者さまとスタッフみんなの信頼関係が不可欠です。みなさん仲良しです。
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ほぼ同期入職の仲間とその家族。日本の生活をエンジョイしています。

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入社早々の石井さんの歓迎会。手作りのフィリピン料理を食べながら、
さまざまな職場のスタッフが集まり、楽しい時間を過ごしました。