2016年01月27日

院長の寄稿が掲載されました

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神奈川県保険医協会が発行する「保険医新聞・新春特集号」に掲載された
野末整形外科歯科内科・野末洋院長の寄稿文を紹介します。

在宅専門医、看取り士との交流
川崎市川崎区 野末 洋
NPO法人IEO(International Exchange Organization)国際交流団体は、世界各国の人と文化をお互いに交換して絆を強めましょうとの目的で作られ、20年になる。私は創立当初から理事を日本抗加齢医学会理事の白澤卓二氏と一緒に勤めている。昨年8月、頸部悪性腫瘍が皮膚を破って突出した末期の夫を在宅で家族が看取ったドキュメンタリー映画が製作され、看取り士が家族を支えている姿が映し出されていた。生々しかった。その時の在宅専門医や看取り士と交流した時の一枚のスナップ写真である。市民がかける看取り士の保険もあるが、保険料が月額10万円と聞いて唖然としたことも思い出される。本当の在宅看取りの実態を目の前に見つめると、凄惨というほかはない。今、整形外科を選んで良かったと心から思っている。何故なら、運動器の四肢を鍛えることで健康寿命を伸張できるのは整形外科医がお得意の分野であるし、PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)も参加できるのは整形外科医がリハビリ医を兼ねていることが多いからである。そして、認知症でのケアに関わるのはまず体を動かしながら、脳をも活性化させられる第一歩であるからでもある。
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☆神奈川県保険医協会
http://www.iiiryou.com

☆医療法人啓和会 野末整形外科歯科内科